IoV -Internet of Value-(価値のインターネット)の衝撃

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2016年3月24日

皆さんはInternet of Value(価値のインターネット:以降、IoVと呼ぶ)という概念をご存知でしょうか。

IoV

今日は、大いなる可能性を秘めたIoVについて、解説記事を寄稿しようと思います。

(この記事で描く未来は筆者個人の見解に基づいたもので、必ず訪れる未来というわけではありません)

 

IoVとは何か。

The Internetと比較して表現してみます。

The Internetは「情報を限りなく無料に近いコストでいつでも交換できるグローバルネットワーク」であると言えるでしょう。これに対して、IoVは「限りなく無料に近いコストで資金移動をいつでもできるグローバルネットワーク」であると考えられています。

資金移動を・・・  何と言いますか、地味な印象ですよね。

だがしかし、この地味な印象の中に大いなる可能性があるのです。

 

「限りなく無料に近いコストで資金決済をいつでもできるグローバルネットワーク」がある世界というのは、

簡単に言うと、誰もがみんな自分の銀行を持つことができるようになるということです。

銀行のアイコン

ちょうど今、インターネット上のユーチューバーが小さな「放送局 + タレント」をしているのと同じように、IoVの世界では、次のようなことが可能になります。

 

①いつでも、どこからでも送金・支払いができる

この世界では、送金・支払いのために銀行の店舗まで出向くような面倒は必要なくなります。
「15時までに銀行に行かなくちゃっ」と言って仕事を途中で中抜けする必要もありません。
引っ越しの度に銀行印がどれかわからなくなり、悩まされることからも永久に開放されるでしょう。
そのうえ、送金・支払い手続きをしたその瞬間に、相手先にお金が届くようになります。
「15時以降のお振り込みは翌営業日付けでお受けいたします」という説明を見ることもなくなります。

しかも、世界中の誰に対して送金しても、手数料はほとんど無料になります。

これらの恩恵を受けるためには、あなたは自分の銀行を設立し、口座を作成する必要があります。
しかし、これはユーチューブのアカウントを作成するのと同じくらい簡単にできるようになるでしょう。

 

②世界中の新興企業や有能な人・ロボットにお金を貸し付けることができる
  (法制度の問題はこの際忘れてください)

あなたは、自分が設立した銀行から世界中の有力なベンチャー企業にお金を貸し付けることができるようになるでしょう。

昨今、ソーシャルレンディングというキーワードを巷で聞く機会が増えてきていますが、IoVの世界は、世界中の全員が銀行を持っている世界なので、お金を貸し付けて利息をもらうというのが個人レベルで当たり前の行いになっていることでしょう。もしかしたら、人間は働かずにロボットにお金を貸し付けて稼いでもらうことが一般化しているかもしれません。

 

さらに、IoVは今ある銀行の能力以上の資金の移動を可能にします。

 

③ポイントとポイント、ポイントとお金を簡単に交換できるtokuten2

IoVの世界では、ポイントはほとんど全て電子データで発行されるようになっています。

そして、ポイントはインターネット上のポイント買い取りサイト等で、お金に交換できるようになるでしょう。(今後、新しい価値の交換サイトが生まれることを予想しています)

例えば、ヨドバシカメラのポイントを使って家電を買おうと思ってお店に行ったら、持っていたのがビックカメラのポイントだったという悲劇が起きてしまった場合に、その場でビックカメラのポイントをヨドバシカメラのポイントに交換することも可能になるのです。もちろん、ビックカメラのポイントを日本円に交換することも可能です。

 

世界では、このような変化が始まろうとしています。

後年になって、2016年はIoVの始まりの年だったと言われる日が来るかもしれません。

1995年にWindows95が販売されて、インターネットの普及が加速してから約20年。

今後、IoVも同等かそれ以上のスピードで、世界を変えていくものと思われます。

 

次回の寄稿では、技術面や実際に始まろうとしているサービスについても、解説しようと思います。

 

次回:IoV(Internet of Value)を構成する要素