I)システムリリース 成果物作成要領

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システムリリース工程の成果物作成要領を記す。

# 成果物名 作成要領 サンプル
1  リリースタイムチャート
 (更新)
 リリース手順書
 (更新)
 稼動確認手順書
 (更新)
 リリース資源 一式
リリース判定日の前までに実施する最終確認について以下に記載する。 これらの文書はリリース判定における判定材料としても使われる。
(各手順書はリリースリハーサルを通してタイムチャートや手順の精度を向上させる。
 詳細設計工程の作成手順を参照)

・本番に向けた手順書、接続情報の最終確認
 ・数回のリリースリハールを通して手順の精度を向上させる。
 ・最終的に、本番環境とテスト環境の差による接続情報や
  手順の違いがないか確認する。
  例えば、下記のような点がある。
  ・テスト環境のサーバログインID/パスワードを使用して
   リハーサルを実施してきたが、本番環境でのID/パスワードの
   確認が未済。
   自システムのみでなく、外部接続システムに関する接続情報
   の確認漏れがないか洗い出す。
 
・リリース資源の最終確認
 ・リリース資源がUATまでの全ての更新を取り込んでいるか確認する。
  構成管理ツールにコミットされたリリース資源が総合テストとUATで
  対応した修正を全て取り込んでいるか、開発者と構成管理担当者の
  双方でクロスチェックを実施する。
 ・既存システムの改修を行った場合は、並行する他の案件の改修を
  漏れなく取り込んでいるか確認する。
  他の案件の取り込みを実施する場合は、取り込み後に結合テスト
  レベルで追加検証を実施しなければ品質を担保することはできない。
  そのため、少なくとも数日程度の検証期間をこの工程に含める
  必要がある。
  
・リリース時/稼働確認時の出勤者の最終確認
 リリース日が目前に迫り、プロジェクトのメンバーの誰が何時に出勤するか
 リリースタイムチャートを用いて確認する。
 リリース日のみでなく、システム稼働初日の体制、その後の初期流動期間中の
 重点監視体制も合わせて確認する。
 夜間・早朝の監視が必要な場合、勤務地金利のホテルで待機する等の特別
 対応が必要になるため、その対象者を洗い出す。

 

– 
2  システムリリース
 報告書
システムリリース後の報告は、システム稼働確認とプロジェクト全体の
報告の2種類がある。

 

・システム稼働確認結果報告

 システムリリース後のシステム稼働確認結果の情報を取りまとめる。
 この報告は、初期流動期間中に打ち合わせ形式で定期的に開催される
 ことが多い。
大きなシステムリリースの場合、日に数回実施される。
 <リリース後の報告会の参加者の例>
  ・業務部門のプロジェクトオーナー
  ・業務ユーザー代表者、
  ・システム部門のプロジェクトオーナー
  ・プロジェクトマネージャー

 <報告内容> 
 ・システム初回稼働確認状況の報告
  初回稼働確認について、総件数のうち、何件が確認完了したかを報告する。
 ・システムリリース後に発生した不具合の状況に関する報告
  ・システムリリース後に発生した不具合の総件数
  ・そのうちユーザ業務に影響を及ぼした不具合の件数と
   それぞれの内容
  ・ユーザ業務に影響のあった不具合それぞれの、現在の対応状況と
   今後の対応予定
   
・プロジェクト完了報告
 システムリリース後に最終的にプロジェクト全体を振り返り、
 品質・コスト・期間の面でプロジェクトを分析し、プロジェクトオーナーに
 その振り返り内容を報告する。
 また、プロジェクト期間を通して共有すべき「学び」があった場合には、
 関係者にその内容を共有する。
 (勉強会を開催する・ドキュメントに残して展開するなど)